ハウス・リサステイト
住宅再生リフォーム

既存の家を再生して、環境負荷が少ない家づくりがハウス・リサステイトです。
築年数が20年以上経過した家が増えていますが、それを一般診断法で耐震診断をすると評価が1.0以下の
危険ラインになることも多いのが現状です。
また、一見綺麗でも隠れたところにシロアリや腐食の被害があることも少なくありません。
家族構成の変化により住みづらくなったり、間取り・断熱・水廻りに不便を感じるが、建て替えは住まいへの
愛着や資金の問題で難しいという場合にお奨めするリノベーション改修がハウス・リサステイトです。
→再生の実例(PDF)
現在の新築の家の耐震基準や断熱基準での技術は、10年前と比べても格段に進化しており、小手先の
耐震リフォームだけで新築並に性能を引き上げることは困難です。
ハウス・リサステイトはそのような場合に耐震改修で対応し、長期優良住宅が目指す社会資本として
再生させて価値を回復させる再生方法です。
予算に合わせて改修範囲を決めることができ、全面改修でも同性能の新築の7~8割ですみます。
躯体スケルトンにより新築と同じ性能に再生するリフォーム
この改修は、躯体をスケルトン状態にして改修することにより、耐震性能・断熱性能を現行基準にまで引き上げ、
住み慣れた家を新しい家に再生・蘇生(リサステイト)させるものです。
方法には4通りあります。
・内外スケルトン
この場合は構造体・断熱改修・デザインや間取りなどまさに新築並になります。
・内部スケルトン
内部をスケルトンにする場合は、構造体や断熱性能は新築並にできますが
外部のデザインや窓の更新には一定の制限があります。
・外部スケルトン
外部から外壁の更新と構造体の補強を行います。構造は新築並にできますが、
断熱改修には一定の制限があります。窓の更新もできます。
内部は手をつけないので、場合によっては住まいながらできます。
・混合スケルトン
住まいながら、もしくは、あまり大規模な改装にしない場合です。
耐震診断と補強計画にあわせて適切な場所に手をいれます。
耐震上では、一定の基準をクリアするように計画します。断熱改修は手を入れた部分に留まります。
基本性能の向上以外に、間取りの変更なども今の家族構成にあわせて現状の構造に則しつつ行うことができます。
設備の更新や内装も一新することで新しい生活が実現できます。
ハウス・リサステイト改修の方法 →改修のフロー
耐震診断
まずは、現状の家の状況を把握するための耐震診断を行います。
これは、一般診断法と呼ばれるもので壁を壊すことなく行なえるものです。
また、一般診断法では判断が難しいものに関しては動的耐震診断を行います。
これは、実際に起震機で震度1程度の小さな揺れを与えて、各所に取り付けた
センサーからどの程度揺れるかをチェックして診断するものです。
構造体の改修
次に計画図面をもとに、現行基準での壁量計算・N値計算・偏心のチェックを行い
構造計画を策定し、それに基づいて改修を行います。
混合スケルトンの場合は耐震診断に基づいて、弱い箇所を補強する計画を立てます。
スケルトン状態の内部から、傷んだ箇所の交換を行うとともに、筋かい(合板)を足していき
耐震壁を充実させ、さらに土台と基礎の緊結、N値計算により柱と土台の結合を補強します。
また、2階の床を剛構造にすることでさらに耐震性を高めます。
補強が終了した時点で、動的耐震診断を行い改修後の数値データをとり、改修の効果を
数値データとして保存することもできます。
改修後の数値データは家の工事履歴として、改修図面と共に後日に役立てる事ができます。
断熱改修
躯体をスケルトンにしていることにより、断熱改修もし易くなります。
次世代基準にも対応しやすく、内部結露の心配がない現場発泡ウレタン断熱材で全面、
1階の床にはボード状のウレタン断熱材を施工します。
これにより、冬でも暖かく、夏は冷房の効果が高い省エネ住宅になります。
生活改善
設備や内装の更新はもちろんですが、間取りや開口部性能も現状を生かしつつ改善すること
ができます。
単に耐震・断熱性能というだけではなく、新築と同等の住み易い家にすることがスケルトン改修
の目的です。
二世帯住居やバリアフリー設計など、さまざまな生活の要望をかなえます。

ハウス・リサステイト改修の特徴
既存の構造をこれ以上傷めないアラミド繊維による引抜き補強 →アラミド繊維補強(PDF)
→技術資料(PDF)
引き抜きの発生する柱と土台、土台と基礎との緊結に、高速道路等の耐震補強でも使用される
アラミド繊維シート+エポキシ樹脂接着剤で施工します。
既存の軸組みはビスが効きにくい箇所やそれ以上の断面の欠損が困難な箇所が多いです。
また、ホールダウン金物の柱への設置や基礎との緊結、土台を基礎にアンカーさせる場合など、
既存の基礎に負担をかけず保持力を確保する事が難しいことがほとんどです。
アラミド繊維シート+エポキシ樹脂接着剤の施工工法は、既存の構造躯体・基礎に負担をかけず、
内外装に影響することなく施工可能で改修用に優れています。
動的耐震診断による改修効果の数値化 →動的耐震診断(PDF)
動的耐震診断は実際に微振動を建物に与え、その結果の実際の揺れを解析するものです。
改修後に耐震補強工事の効果を客観的データで確認することができ、履歴として保存する
ことにより中古市場に出す場合の証明として、また大地震時などに再度の診断を行って被害を
受けていないかの数値比較などができます。